Pentax Stereo adaptor
かつてはニコンなんかもステレオアダプターを出していたそうですが、 現在製造しているのは Pentax だけのようです。
専用 Viewer とセットで定価三万円位のはず。 35mm 一駒をハーフに二分割して写し込むので Viewer はけっこう複雑になります。
ただし視度調節アダプター等は一切ありません。
フィルター径は 49mm, 52mm が用意されてますが、これはケンコーのコンバージョンリング等使えばなんとかなるでしょう。 ただしレンズは 50mm 〜 55mm くらいでないと駄目です。
広角ではケられるのが容易に予想付きますが、 なぜ望遠が駄目なのかというのは直感的には理解し難いと思いますが、 正確に書くと望遠レンズが駄目なのではなく遠方が駄目なようです。
つまり二つのミラーは同じ方向を向いてるのではなく、二メートル程先の一点を見てるので、それより遠方を見ると段々と視野がずれてしまうのです。
後 Pentax のズームレンズも不適当です。
Pentax のズームレンズはピントを合わせる時にフィルター枠も一緒に回転してしまい、 ステレオアダプターもやはり回転してしまうからです。
これを逃れるにはPLフィルター等を一枚潰してレンズとアダプターを固定しないようにする等考えられますが、実際やってみると非常に困難を感じます。
しかし、そもそも50mmレンズでマニュアルフォーカスにしか適合しないので専用のレンズを買ったほうが安上がりでしょう。(F1.7 中古で五千円程度でしょうか)
アダプターもビュアーも全面黒一色なので写真に撮るのは難しいですね。
なにも考えずに撮影するとこうなります。
両側にミラーがあるのがわかるでしょうか。
丸いのはバックキャップ。
SFX初代型に付けてみました。
これが出た頃はまだ半値で買えたのですがその後突然二倍に値上がりしました。
SFXは欠陥の多いトンデモないカメラでした。
ストロボ頭のシールは撮影会(嘘^^;)の登録証明書みたいなもの。
レンズは50mm F1.4。
Wizard と SFXシステム
Wizard の両端の眼の間隔よりも広くなってるようです。